これも借金です。LINEポケットマネーの注意点

これも借金です。LINEポケットマネーの注意点

 最近こんな広告を見ました「LINEポケットマネー」

 なんと LINE が金貸しを始めたようです。 LINE で申し込み出来、最短その日のうちに借りることができます。 ほとんどの人が使っている LINE上で申請できるうえ、LINE だけで手続きが完結するので気軽に使えてしまうからこそ注意が必要です。お金を借りる=借金ですので、あまりオススメはしませんが、メリットとデメリットについて解説します。

4つのメリット

最短即日に借りられる

 申請して最短で24時間以内にお金を借りることができます。お金は「LINE Pay」に振り込まれます。LINE Payのまま使ってもよし、送金機能を使って銀行振り込みやコンビニATMで現金化することも可能です。

※銀行振り込みを利用するためにはLINE Moneyの登録が必要です。

借りられる金額は、1円から300万円まで。もちろん審査がありますが。

いつでも借りられる

 365日24時間いつでも申請可能です。急に借りたくなったも対応可能です。

借り入れのカード発行が不要

 LINEで申請し、LINE Payに振り込まれるので、カード発行が不要です。煩わしいカードを持つ必要がありません。

LINEで返済できる

 毎月の支払日にLINE Pay残高や指定の銀行口座から引き落とされます。支払日にはラインから通知が来ます。また、返済日でなくても、繰り上げ返済が可能です。

担保・保証人がいらない

 担保や保証金は不要で借りることができます。急いでいるときには便利です。

デメリット

 LINEポケットマネーだけのデメリットはあまりありません。

手数料(利息)が高い

 手数料(利息):3~18%
 ほかの借金と同様にかなり高いです。

 この金利はLINE Scoreで決定されます。最大利息が適用された場合、返済額がかなり高額になる可能性があります。支払い金利の決定方法は一日単位で決定されます。 

1日分の利息 = 借入残高 × 利息 ÷ 365日

例えば1万円を年率18%で借りた場合の1ヵ月の利息は、

 10,000 × 18% ÷ 365日 × 30日 = 148円

148円と聞いて安いと思いましたか?借入額が1万円で考えると安く思えるかもしれませんが、全然安くないです。これが100万円借りたとすると、利息は100倍です。1ヵ月で148,00円。この金額になると1ヵ月で返済することはできないと思いますので、どんどん利息は膨らみます。気軽に借りてはいけません。

延滞利息が高い

 支払い期限に間に合わなかった際に発生する遅延損害金の率は「20%/年」です。LINEポケットマネーに限りませんが、借りれば借りるほど、返済がきつくなり、延滞のリスクはあがります。延滞を発生させてしまうと、さらに返済が苦しくなるという悪循環に陥ります。

借り入れしやすい

 これだけはLINEポケットマネーのデメリットです。考えようによってはメリットでもありますが、やはりデメリットでもあると思います。簡単に手間なく借りることができてしまうため、気軽に借りてしまうなんてことが起こりえます。

 お金をかりなければ、払わなくて済む利息を少額でも払い続けることで、大きな損失となる可能性があります。借金だということをお忘れなく。

まとめ

 サービスの名前は借金ぽくないですが、これもれっきとした借金です。利息が安いわけでもないですが、借りやすいため、借りる人は多いかもしれません。どうしても急にお金が必要になった場合には、使ってもよいのではないかと思いますが、そうならないように貯金を作るようにしましょう。

 金融知識をしっかり身に着け、支出を削減し、毎月少額でもいいので貯金し、借金に頼らなくてもいいように生活できるよう心がけましょう。

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