貯金が重要は嘘!?超低金利のいま必要以上に預ける価値があるのか?

貯金が重要は嘘!?超低金利のいま必要以上に預ける価値があるのか?

 

”貯金しなさい”

 一度は親から言われたことがある方は多いのではないでしょうか?

 確かに貯金は重要です。急にけがをした、病気をした、子供の養育費が必要などなど、大きなお金が必要な場面がありますし、急に必要になる場合もあります。そのため、借金せずに生活できる程度の貯金は必要ですが、それ以上に貯金をする必要があるのでしょうか?

 今回は貯金が本当に重要なのかについてお話していきます。

結論:生活防衛資金を貯金し、あとはすべて手数料の安いインデックスファンドに投資すべき

貯金は重要

 結論から言うと、生活防衛資金は貯金が必要です。

 生活防衛資金とは、不測の事態に備えた貯蓄のことです。 緊急時にすぐに支出できる資金のことで、一般に毎月の生活費の3か月~2年分と言われています。

 生活防衛資金のみ貯金してしまえば、銀行金利が異常に低いこの国において、必要以上の現金を貯金しておく必要性はないと思います。大手銀行で0,.01%、ネット銀行でも0.1%ほどしか金利がつかず、100万円預けておいても、100円~1000円にしかなりません。しかも、ご丁寧に税金で約20%持っていかれるので、子供のお小遣いほどしか残りません。本当に全額貯金にしておくのがよいのでしょうか?

日本人はなぜ貯金が好きなのか?

 日本人は基本的に貯金が大好きです。私も少し前までは貯金が大好きで、貯金残高が増えるのが嬉しかったものです。しかし、たいして旨味のない貯金がなぜ好きなのでしょうか?

 それは、国家による「洗脳」を国民が代々受け継いできているからです。

国家からの洗脳

 貯金が一般化したのは、太平洋戦争のころと言われています。戦争には莫大なお金がかかります。日清戦争や日露戦争のころは国債や各種税金で賄っていたようですが、太平洋戦争時には国債を買ってくれる相手が敵国となったため、外国からの資金調達が困難となりました。

 では、どうしたか。それは、国内からの調達。郵便貯金です。

 貯金はいいこと、貯金は当たり前という国家からの洗脳を受けた世代が、子供たちにこの洗脳を行う。この連鎖によって、みんな貯金大好きな国民性が出来上がっています。

 私も昔から、貯金は大事と教えこまれましたし、子供にとって大きな額がはいるお年玉の時期なんかは、有無をいわさず貯金に入れられたのを覚えています。そのせいか、社会人になってからも貯金は当たり前と思い貯金のみを続けていました。同じような方も多いのではないでしょうか?

貯金は銀行から搾取される!?

 当たり前ですが、貯金は「資産」です。しかし、預けている銀行からみると「負債」です。個人が預けたお金は、銀行にとっては借りているお金だからです。

 銀行は預かったお金を他者に融資を行い、金利で儲けます。貯金している私たちはどうでしょうか?

 銀行にお金を貸しているのに、たった0.01%の金利。ほぼ無償で貸し付けているようなものです。銀行はそれを原資に、莫大な儲けを出しています。そのうえ、ATMでお金をおろすとき・振り込みするときなどに手数料を取ってきます。貯金していて、金利はわずかなのに手数料はがっぽり持っていかれたら、むしろ赤字かもしれません。

貯金以外でどこにお金を置いておくのかー投資信託にいれるべし

 必要以上の貯金は不要と行ってきましたが、では、貯金ではなかったらどこにお金を置いておくのかというと「投資」です。ありきたりな答えですが、優遇税制のNISAやIDECOにて余剰資金で投資信託を購入しておけば、銀行金利の0.01%なんて比じゃないリターンが期待できます。

 投資関係の書籍や投資系ユーチューバーの動画を見ていても、手数料の安いインデックスファンドに投資することが一番と言っています。私も同様のインデックスファンドに投資をしています。運用成績を毎月公開していますので、投資を始める参考にしてください。

 以下のリンクに私のこれまでの投資成績をまとめています。

投資成績 – アラサーから始める早期リタイア(FIRE)への道 (fire-early.com)

まとめ

 生活防衛資金を貯金できれば、それ以上貯金を増やす必要はないと思います。貯金するならば、手数料の低いインデックスファンドに投資しましょう。元本保証はされず、不安かとおもいますが、投資をするかしないかで将来の資産額に大きな差が生じることもあります。

 経済学者のトマ・ピケティさんが提唱したr>g。株式投資や不動産投資によるリターン率の方が労働で得る給与所得の上昇率よりも高いというもの。つまり、働いて得る賃金よりも株や不動産に投資して得られる収入の方が大きいということのようです。

 小額でも投資を続けることで、rの部分を成長させ、資産を増やすことができるようにし、超低金利の銀行に必要以上に頼らずに済むようにしましょう。

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