子供に苦労させないように、お金の「教育」という贈り物を!有名人の事例を紹介

子供に苦労させないように、お金の「教育」という贈り物を!有名人の事例を紹介

 いつからお金の勉強をはじめましたか?勉強したことない人、就職してから始めた人、はたまた子供の頃からしていた人、様々だと思います。
 お金の勉強はいつから始めるのが正解なのでしょか?それは、「今」です。お金の勉強は、早く始めるにこしたことはありません。お金を育てるのに「時間」が必要だからです。

例えば、毎月5万円を年率5%で10年運用した場合、7,362,490円になります。
20年続ければ、なんと18,338,731円にもなります。これだけで、ほぼほぼ老後資金をまかなえてしまいます。
 このようにお金を育てるには「時間」が必要ですので、お金の勉強を始めるのは早いほうがお得です。

極端なことを言うと、子供の時からお金の知識を身につけ、無駄使いをしないことを覚え、余ったお金で投資を始めていたとしたら?結果は想像どおりだと思います。

 子供の頃から、お金の勉強をしてきた有名人の事例をご紹介します。とても真似できないかもしれませんが、ここまで極端でなくても、貯金の習慣を付けたり、無駄なものを買わないということだけでもできるようになると、人生に大きな影響を与えるのではないかと思います。

英才教育?子供時代から勉強すべき

 お金に限らず、子供の頃に親から言われたことや学校で教えてもらったことって覚えていたり、習慣になっていることがあるのではないでしょうか?
 例えば、挨拶。歯磨き。などなど。言われなくても、自然とできていますよね。また、人によると思うのですが、
これは手を出してはいけないだとか、これをやっておきべきだとかも教えられていませんか?
 私の場合、それが「貯金」でした。無駄遣いするな。貯金しなさい。口をすっぱくして言われました。
そのおかげか、就職しても自然に貯金することができていました。
(もちろん、今考えれば無駄な支出もたくさんありましたが。)

 なにが言いたいかと言うと、「子供のころに教わったことは身になる」ということです。

 子供の頃から勉強することがいかに重要か参考になるよう、子供の頃からお金の教育を受けている、あるいは子供にお金の教育をしている有名人の事例を紹介していきます。

○事例紹介1 厚切りジェイソンさん

 一人目は、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんです。この方は。節約家であり、すでにFIREを達成されています。とても金融リテラシーが高く、自分の子供たちにも教育しているようです。その事例をご紹介します。

・自販機でジュースを買わない

 子供と公園に遊びに行った際に、喉が渇いたからジュースが飲みたいと言われたジェイソンさん。子供に今150円で500mlのジュースを買うか、今は水道の水で我慢して、帰りにスーパーで倍の量のジュースを買うか選ばせているそうです。
 厚切り3姉妹(厚切りジェイソンさんがインタビューの中でこう表現していました。)は、納得したうえでスーパーで買うことを選ぶようです。すごいですよね?たぶん、子供時代の私だったら自販機です(笑)

・お年玉の残額に対して1割の利子を出す

 お年玉を年始に渡し、翌年の年始に残金の1割の利子をあげているそうです。投資のリターンが年5~6%見込めるから、ざっくり1割としているみたいですね。
 きっと、ほとんどの子供はお年玉を使い切ってしまうと思います。しかし、お金を残すことで、追加でお金がもらえる、こういった教育を受けていれば、必要なものにのみお金を使い、お金を残すことができるようになるでしょう。また、残金に応じて利子がもらえるので、複利(投資)の重要性も学ぶことができるでしょう。
 実際に厚切り3姉妹はしっかりお金を残し、1割の利子を獲得しているようです。

 これらの話を聞いたとき、私も同じ教育を受けていれば、人生変わっていたかなと思いますし、もし自分に子供ができたとしたら、真似したいなと思いました。

○事例紹介 村上世彰さん

 二人目は、村上ファンドで有名な村上世彰です。この方はなんと小学校3年生から投資を始め、現在も投資家という生粋の投資家です。

・お小遣いの廃止。代わりに100万円を支給

 父親が、月々の小遣いを廃止する代わりに、大学卒業までのお小遣いとして100万円(はじめはもう少し安かったようですが、交渉して引き上げたそうです。)の現金を一括で渡したことで、この資金を元手に、株式市場で小遣いを捻出していたようです。

 最初に買ったのはサッポロビールの株でいきなり50万円分も購入したといいます。購入したきっかけは父親がサッポロビールを飲んでいたからだったようです。また、株を買うだけではなく、経済にも興味を持ち、自発的に経済ニュースをみたりして、経済の勉強を続けました。どんどん勉強し、資産を拡大し、大学卒業時には当初の100万円は1億円を超えていたというから驚きです。

○安心してください!遅すぎると言うことはありません

 なにごともそうですが、若い頃の方が知識の吸収が早いです。特にお金は運用期間が長いほど、複利効果の恩恵を受けられ、大きく増やせる可能性が高まります。節約による支出の削減にしても同じです。支出を削減することで投資に回せるお金を増やすことができます。

 では、若いうちに始めなければ意味がないのかというと、そんなことはありません。
 Youtubeで人気のライオンさんの言葉を借りると、「今日が一番若い日」です。いままでできていなくても、これから始めれば、この先の人生を変える可能性があります。
 はじめなければ、絶対に目標を達成できませんが、はじめることで、目標を達成できる可能性が生じます。例えば、FIREを目指して資産形成を初めたとして、目標が達成できなくても、そこまでの過程で得た知識によって、ある程度は蓄財できているでしょうし、支出を抑えても豊かに暮らしていくことができるようになっているはずです。
お金については、勉強したことが無駄になることがあまりないように思います。生きていく限り、お金とのお付き合いは続きます。

○まとめ

 支出を削減することも、投資することも、できるだけ早くから始め、自然とできるよう習慣にできるとよいですね。自然と身につけるためにも、可能な限り早くから勉強を始めましょう。子供がいる方は、子供に苦労させないためにも、それとなく、知識を授けてはいかがでしょうか?そのためにも、まずは子供に教えられるように、自分たちの生活を豊かにできるように、勉強しておきましょう。

 でもやっぱり、学び始めることに遅すぎたなんてことはありません。日新食品の創業者である安藤百福さんがこんな名言を残しています。

人生に遅すぎるということはない。 50歳でも60歳からでも新しい出発はある。

人生長いですから、焦らず、でも時間を無駄にせず、後悔のないよう、一日一日を大切に過ごしていきましょう。

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