今年もサマージャンボの時期が来ましたね。1等前後賞合わせて7億円。当たれば億万長者と夢見て購入するひとも多いのではないでしょうか?
しかし、実際なかなか当たりませんよね。でも、買い続けてしまう人がたくさんいるのは事実です。当たらないと思っていても買い続けてしまうのはなぜでしょうか?面白い記事を見つけたので、紹介します。
宝くじは買えば買うほど貧乏になる!?
宝くじは当選金額は非常に大きいですが、当選確率はなんと「1000万分の1」です。これを当選率高い!という方はいないと思います。購入する方の意見としては、
・確率は悪くても、買わなければ絶対に当たらない
・もし当たったら億万長者になれるという夢を買っている
・社会貢献にも役立つし、もしあたればリターンも大きいから
など、様々な思いがあると思います。当たる確率は低いのに大金を投じてしまう人もいるため、当たらないのに買い続ければ結果的に経済的にマイナスになってしまいます。
なぜ購入し続けるのか?
宝くじが当たらなくても、買い続けてしまうのは、認知バイアスという心理が働いているといわれています。認知バイアスには様々な種類がありますので、紹介します。
感情バイアス
人は誰でも将来に不安を持っているものですが、心配してもストレスになるだけですので、楽観的に考えて信じる傾向にあります。これが、「感情バイアス」です。
感情バイアスが働いて、「もしかすると、自分だけは当たるかもしれない」と楽観的に考えてしまい購入してしまうのです。
確証バイアス
「宝くじが当選した人の多くは、10年以上買い続けている」などの都市伝説を信じ込み、それを否定する意見があっても、耳を傾けず、自分にとって都合のよい情報を信じ続け、購入してしまうもの。
喪失不安バイアス
今まで何年も宝くじを買い続けていたのに、途中でやめるとそこまで投じた資金がすべて無駄になってしまうと感じるため、買い続けてしまう。
宝くじは一番効率の悪いギャンブル!?
宝くじの配当率(当選金)は売り上げの何パーセントかご存じでしょうか?実は47%ほどとかなり少ないです。その他の公営ギャンブルの配当率は以下のとおり。
競技名 | 配当率 |
---|---|
地方競馬 | 約75% |
中央競馬 | 約75% |
競輪 | 約75% |
競艇 | 約75% |
オートレース | 約75% |
宝くじ | 約45% |
toto | 約45% |
パチンコ (公営ではないが参考) | 約87% |
この表をご覧になると分かるように、宝くじの配当率は相当低いということがわかります。宝くじと似たtotoにおいても宝くじと同程度です。
公営ではありませんがパチンコの配当率が約87%と高いのは以外でした。宝くじと比べるとかなり高いので、パチンコなら勝てると思ってしまいそうですが、結局、ギャンブルは胴元が勝つようになっています。過度な期待でギャンブルにのめり込むのはやめておきましょう。
まとめ
宝くじがいかに効率の悪いギャンブルかを解説しました。夢を追うことを否定するわけではありませんが、統計的にみると相当効率が悪いということも頭に入れておいてほしいと思います。私も一時期は夢を追って買い続けていましたが、ぜんぜん当たらず、お金を失うばかりなのがもったいなくて、やめました。
夢を追うことも大事ですが、現実を見ることも大事だと思います。よく考えてから買うようにしましょう。
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