税金高いなって感じたことないでしょうか？サラリーマンであれば、源泉徴収によって自動的に引き落とされるため、気づきにくいかもしれません。たとえば、消費税。現在の税率は１０％であり、本来の価格から１割も税金が課されています。今は税込み表示になったので、あまりありませんが、安いと思ってレジに持って行ったら、消費税がプラスされて思ったより高くなったなんて経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、身近なものに課せられている税金として「ガソリン税」「酒税」について解説します。ガソリンやお酒はかなり税金をかけられていてびっくりするかもしれません。政府によってこんなに、いじめられているのだと知り、政治に興味ない人が少しでも興味を持ってもらえる第一歩になれば幸いです。
ガソリンにかかる税金は？しかも二重課税されている！？
ガソリンにかかっている税金は「ガソリン税（53.8円）」「石油税（2.8円）」「消費税（10%）」です。
軽油の場合は「軽油引取税（32.1円））「石油税（2.8円）」「消費税（10%）」です。
ガソリン税は「揮発油税48.6円」と「地方揮発油税5.2円」に分けられます。揮発油税は国税として国へ、地方揮発油税は地方自治体へ納められます。
本来は、揮発油税24.3円＋地方揮発油税4.4円＝合計28.7円だったのですが、2008年5月から暫定税率（2010年4月より特例税率）が適用されて、1リットル当たり25.1円が加算され、53.8円となっています。
軽油引取税も、本来は、15円ですが、2008年5月から暫定税率（2010年4月より特例税率）が適用されて、1リットル当たり17.1円が加算され、32.1円となっています。
解説したガソリン税、軽油取引税以外にかかる税金として消費税があります。この税金がやっかいで、上記の図にも記載していますが、税金を含んだ価格に対して、消費税をかけるため、「二重課税」となっています。しかし、図で表すとよくわかりますが、税金の高いこと高いこと。ガソリン価格（165円/L 税込み）だと、うち71.6円（全体の約43%）もが税金。ガソリン価格の高騰は税金のせいと言わざるをえないのではないかと思ってしまいますね。
道路特定財源のお話（おまけ）
昔はガソリン税を道路の維持修繕に使うと目的を決めて徴収する特定財源だったのですが、今では使い道の定まっていない一般財源に代わってしまいました。特定財源は「自動車の利用者が道路の維持・整備費を負担する、受益者負担の原則に基づき徴収する税金」と謡われており、ガソリンを使うのは自動車を使う人なので、納得できるのですが、一般財源化されてしまった今はなんのために払っているのでしょう？不思議です。
お酒も２重課税！？高い税率に驚き！
お酒（ビール）もかなり税金をかけられていることをご存じでしょうか？発泡酒ではない本物のビールの場合、の税率は以下のとおり。
200,000円/1,000L （日本関税協会のHPより引用：https://www.kanzei.or.jp/refer/in_t/internal_tax1_2.htm）
1Lあたりに直すと、200円です。Amazonでプレモルの350ml缶を調べると24本で5,000円ほどですので、１本あたり208円です。単純計算ですが、このうち、70円（200円/L×0.35L = 70円）が酒税となります。内訳は以下のとおり。
208円/本のうち89円（43%）が税金。こう見るとビールにかかる税金がかなり高いことがわかります。ビールを販売している各社が、ビールではなく、発泡酒や第三のビール（新ジャンル）のように税率の低い新商品を開発せざるを得なくなっているようですね。しかし政府も発泡酒や新ジャンルが人気になってくると、そこを増税するので、増税→新開発とイタチごっこになっています。
今では若者のビール離れが進んでいるようなので、高い税率をかけたビールもどんどん売れなくなり、税収も落ちるという悪循環です。税率が下がってビールが安くなったら私は買ってしまうかもしれません(笑)。支出削減・節約するといった意味では今のままのほうがよいのかも！？
まとめ
普段使っているガソリンやビールなど、知らないところで重税をかけられているということが分かったと思います。知ったところで、何ができるわけでもないのですが、高くなって言う原因が税金だと知ることで、今後の政治に少しでも興味を持ってもらえたらいいなとおもいます。
しかし、自動車が活躍する・自動車産業のおかげで発展した日本で、自動車に必須のガソリンに重税を課すというのは、どういうことなのでしょうか？自動車を売りたいのか、売りたくないのかよくわからないですね。首相がガソリン車ではなく、ＥＶ車にシフトすると発表しましたし、日本の強みを殺したいのでしょうか？余談でした。
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