生活費を抑えるために何を削る?食費に注意!

生活費を抑えるために何を削る?食費に注意!

 生活費の節約と聞くと、まず、食費を削ろうと考える人が多いのではないでしょうか?外食ばかりしている人が、自炊し、食費費を節約するというのであれば、よいと思いますが、すでに自炊し、ある程度節約できている人が、更に節約しようとすることはあまり、オススメしません。
 安いものには安いなりの理由があります。食事をしないと生きていけませんから、とても大切なことです。節約しすぎるあまり、健康を害し、医療費をおおく払う必要が生じる恐れがあります。

削るべきは食費ではない!

 食費は毎日行うべきことであり、生きていくために必要不可欠です。食費を削りすぎると生活の質が著しく低下しますし、健康を害する恐れが高いです。まずは、固定費の削減を検討しましょう。家賃が高いのであれば、安いところに引っ越す。スマホも格安SIMへ変更。不要な保険を解約など、削減効果は大きいが生活の質が落ちづらいものから削ることが長く続けるこつです。
 これらを削っても、直接、生活の質や健康に直接的に影響を与えることは少ないのではないかと思います。

安いものには安いなりの理由がある

 外食でもそうですが、安いものには安い理由があります。質が悪く安い食材や油の使用など、コストカットが徹底されています。お店はボランティアではありませんので、利益を出すためにコストカットは当たり前といえば当たり前ですが、そのせいで味は美味しくても健康にはよくないものになってしまっていることが多いようです。

 スーパーなどに売っている安い加工食品も、同じようなもので、保存がきくように保存料などの化学物質をまぜていたり、美味しくみせるために着色料を使っていたりと、安全と言えないものが多くあります。

 生鮮食品ならいいのかと言うと、そうとも言えないようです。野菜であれば、農薬まみれだったり、魚やお肉も養殖であれば、養殖時に与えられた餌に抗生物質や効率的に育つよう添加物が入ったものを食べている恐れがあります。

健康のために食事は大事

 食費を抑えようとすると、どうしても安い米やパン、パスタなど炭水化物中心の食事になってしまうと思います。糖も必要な栄養素のひとつですが、分解してエネルギーとして利用するためには、ビタミンやミネラルも必要です。身体のほとんどを作っている成分であるたんぱく質もしっかり摂取する必要があります。
 これらの栄養素が不足している人はかなり多いのではないかと思います。

 詳細は割愛しますが、たんぱく質と糖の割合を変えた数種類の餌を用意し、バッタに与え続け、成長速度や食べる量を調べた研究があったようです。結果としては、必要なたんぱく質量を摂取できるまで、餌を食べ続けることから、たんぱく質量の少ないえさを食べていたバッタは肥満になったようですし、成長も遅かったようです。

 人間もたんぱく質が必要であり、しっかり摂取する必要があります。安い食事では、たんぱく質を十分に摂取できず、たんぱく質不足に陥りやすいです。たんぱく質が足りていないと、体の不調や筋肉の減少、睡眠の質が低下するなど、さまざまな症状が生じます。

 安く偏った食事を続けることで、ダメージは蓄積していき、いずれ大病を患う危険性が上昇します。食費をケチったあまりに、多額の医療をを払っていては、節約しているつもりが、逆に損になってしまいます。しかも大病を患ってしまうと、一生薬を飲むことになったり、通院を続ける必要が生じるなど、生活の質を著しく低下させる恐れがあります。

(参考)日本人のエンゲル係数は減少傾向?

 昔と比べて収入はあまり増えていないのに、エンゲル係数はどんどん下がっています。なぜでしょうか?

 それは、安い食品や外食チェーンが出回っているからです。前述しましたが、安いものには安い理由があります。安く良くないものを食べ続けた結果、生活習慣病を患う人はどんどん増えています。

 昔はいいものを食べているお金持ちが人っているイメージでいたが、現在はお金が少ない人ほど安い食事となってしまうため、よくないものの摂取が増え、肥満等健康を害することが多くなっている印象です。

引用:総務省統計局(https://www.stat.go.jp/info/today/129.html

まとめ

 お金を貯めるために支出を見直すことは必要です。削るべきは、まずは、固定費であり、生活に直結する食費等は無理に削るべきではありません。特に食費は、健康に直結する重要な部分です。ここを削りすぎたあまり、健康を害し、医療費をたくさんかけていては意味がありません。お金で済めばいいですが、最悪命を失う可能性もあります。それに、きっと苦しいです。苦しいことはみんな嫌ですよね。

 健康が一番です。FIREし、お金も時間もある状態が作れたとしても、健康でなければ、元も子もありません。賢く支出をコントロールできるようにしましょう。

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