JCBカード「支払い名人」は使っても大丈夫か?メリット・デメリットを紹介

JCBカード「支払い名人」は使っても大丈夫か?メリット・デメリットを紹介

 JCBカードの支払い方法に「支払い名人」なるものがあります。

 JCBカードはスキップ払いという独自の支払い方法を導入しており、他のクレジットカードでは見かけない支払い方法なので、借金と意識させずに手数料を取られてしまう可能性があります。

 「支払い名人」もそのたぐいのものなのでしょうか?簡単な概要とメリット・デメリットを紹介していきます。何も考えずに使用するのではなく、自分で判断し、納得したうえで使用できるよう、参考にしていただければ幸いです。

支払い名人とはなにか~簡単な概要

 JCBカードのHPを見てみると以下の説明があります。

 お店で「1回払い」と指定したものが自動的にショッピングリボ払いになります。毎月自分で決めた金額をお支払いいただけるので、お財布のコントロールが自由自在!

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 支払い名人と謡っていますが、実際は「自動リボ払い」の設定でした。

 さすがJCB。キャッチコピーの使い方が上手ですね。心地よく聞こえる「名人」というフレーズを巧みに使い、リボ払いに誘導するとは・・・。要注意です!

 リボ払いなので、おすすめはできませんが、メリット・デメリットも紹介します。

メリット・デメリットを紹介

メリット

・毎月い定額の支払いで済む

 どれだけ使っても、毎月一定額の支払いで済むので、家計管理がしやすくなります。

・設定金額の変更がいつでも可能

 今月は余裕がないから、支払い額を減らそうかな?とか

 今月は余裕があるから、一気に払ってしまおうなどが臨機に可能です。(繰上返済可)

・初月の手数料が無料

 通常のリボ払いですと、初月(1回目)の支払いから手数料がかかりますが、この支払名人では、初月の手数料が無料です。

・ショッピングガード保険(国内)が自動付帯される

 JCBカードで購入された品物を、購入日から90日間、年間最高100万円まで補償されます。不慮の出来事で破損してしまった場合に役に立ちます。もちろん、対象外のものもふくまれますので、興味があれば以下をご確認ください。

 登録型リボ払い付帯 ショッピングガード保険(国内) | JCBカードのおすすめ保険

 デメリットを上回るメリットはほとんどありませんが、これだけはよいかもしれません。ただし、この特典が欲しいがために支払い名人に登録することはお勧めしません。

デメリット

・手数料が超高い

 手数料はなんと年率15%です。

 月換算すれば、単純計算で1~2%ほどですが、決して甘く見てはいけません。銀行の金利が0.01%ほど、株式投資が5%ほどの利回りだと言われていますから、どれだけ高いか分かると思います。

・審査がある

 借金ですので、返済がつきものです。カード会社も損したくないので、申し込み審査があり、利用可能枠が決定されます。金融事故(クレジットカード等の支払いが滞ったなど)がある人は注意。

・遅延損害金

 支払いが滞るとさらに、延滞金がかかります。その利率は年率14.6%。支払い名人設定時に15%の手数料が確定しているのに、更に14.6%上乗せされます。払いきれるのでしょうか???

まとめ

 結局、言い方を変えた「リボ払い」でした。リボ払い自体が、手数料の塊でまったくおすすめできるものではありませんので、これも同様におすすめはできません。

 これは私個人の意見ですので、各自の判断の参考になれば幸いです。

 知らなければ、損をしてしまいますので、即決せず、いったん立ち止まって考えてから決断しましょう。

 参考までに他カードの「リボ払い」について、以下でまとめていますので、よかったらみてみてください。

 

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