ゆうちょ銀行で積立NISAはできるのか？可能だが、おすすめしません

　ネット証券が普及してきており、証券口座を持っている方も多いと思います。積立NISAに興味あるんだけど、証券口座を作るのはなんか難しそう。今持っている銀行口座でできないのかなと思われるかたもいるかもしれません。

　結論から言うと、「可能」です。しかし、普通預金の口座ではできません。積立NISA口座を別で開設する必要があります。窓口・郵送・ネットと３つの方法で行うことができます。
　※積立NISA口座の開設は、金融機関が税務署へ手続きする必要もあるので、開設までにある程度時間がかかります。

　ゆうちょ銀行は全国各地に店舗がありますので、ネットでの申請が難しいという方は、窓口に行って聞いてみてください。

　しかし、ゆうちょ銀行にこだわりがなければ、楽天銀行やＳＢＩ証券などの大手ネット証券会社の利用をお勧めします。取り扱い商品の種類がぜんぜん違います。詳しくは以下で解説します。

ゆうちょ銀行での積立NISA

　以下のいずれかを準備する必要があります。ネットでの申請であれば、印鑑は必要ありません。

〇マイナンバーカード

〇マイナンバーがわかる書類＋顔写真付き身分証明書１種類
※顔写真付き身分証明書（運転免許証、運転経歴証明書、各種健康保険証（写真付きに限る）、パスポートなど）

〇マイナンバーがわかる書類＋顔写真無し身分証明書２種類
　※顔写真無し身分証明書（各種健康保険証、国民年金手帳、印鑑登録証明書、住民票の写しなど）

　※どこの証券会社でも、開設に必要な書類は変わりません。

　ゆうちょ銀行HP（https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/shisanunyou/toushin/nisa/kj_suy_ts_nisa_flow.html）へアクセスし、申し込み方法を次の３つから選択　

　「ゆうちょダイレクト」「郵送」「店舗」

　申請方法を選択することで、方法ごとに手順が案内されますので、手順に沿って必要事項を入力すればOKです。ネット申請であれば、マイナンバーカードなどは撮影してデータで提出することができます。

　取り扱い商品は上記の一覧（９商品）のみです。圧倒的に少なく、選択肢があまりありません。

　結論は、あまりおすすめしません。理由は以下のとおり。

　・投資商品が限られている（種類が少ない

　・外国のみに投資するファンドがない

　・信託報酬が比較的高い

　ゆうちょ銀行で積立NISAする場合でも、他証券会社と同様に積立NISA口座を開設しなければなりません。どこでも同じ手続きが必要であるのなら、商品が豊富で選択肢の幅が広がり、投資でポイントも貯まる、とってもお得な楽天証券がおすすめです。

ゆうちょ銀行での積立NISAをお勧めできる人

　以下の３項目に合致する人であれば、ゆうちょ銀行で積立NISAをはじめてもよいかもしれません。

　窓口では、対面で話せせるので、分からないところは質問しながら、開設の手続きや商品選びをすすめることができます。その一方、銀行側が売りたい商品（利益の高いもの）をすすめられる可能性が高くなってしまいます。

①投資信託に興味があるが、ネット証券の開設は難しいと考えている人

②少ない投資商品のなかから、投資してもよいと思うものがある場合

③窓口で商品を勧められても、自分の判断で選択できる人

　身近にあるゆうちょ銀行でも、積立NISAをはじめることができます。しかし、デメリットも多いので、ゆうちょ銀行にこだわりがなければ、楽天証券などのネット証券を利用しましょう。開設手続きもゆうちょ銀行と大差なく、難しくないです。積立NISA口座は個人で１つしか持てませんので、金融機関選びは慎重に。

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