借金って認識していますか?借金の種類を把握

借金って認識していますか?借金の種類を把握

 借金と聞くと、お金が足りない時に銀行などに借りることをイメージする方が多いと思いますし、良い印象はないと思います。借りれば利子をつけて返済しなければならないため、元本より多くの金額を支払う必要があります。借金は給料を前借し、割高な商品を買っているようなものです。借金と認識がなく、利用しているものもあるかと思いますので、借金の種類について解説していきます。できるだけ、借金をしないようにして、お金を貯めていきましょう!

借金の種類

①銀行・人から借りる

 当たり前ですね。

②各種ローン

カードローン

 手軽に利用できるイメージがありますが利息がかなり高いです。金利は3~18%程。返しても返しても終わらないかも・・・

自動車ローン(マイカーローン)

 自動車購入の際に利用される方が多いと思いますが、これも借金です。金利は2~5%。ローン残高が多いほど、金利で支払う金額が増えますので、できれば現金で一括購入できるといいですね。また、ローンが必要なほど高い車が必要なのか考えたうえで、購入するようにしましょう。

住宅ローン 

 自動車ローンより、住宅ローンのほうが金利は安いですが、ローン金額が大きく、返済期間が長くなりますので、金利で支払う金額も多くなることが多いです。金利0.3~2%程。住宅ローンは確定申告することによって、控除を受けられますので、少しでも負担を減らせるよう利用するようにしましょう。
 また、マイホームを買う必要があるのか、賃貸でよいのか検討する必要があります。

③分割払い

 家電やスマホなど、高価なものを買うときに分割払いを利用することがあるかと思います。これも借金です。お店によっては分割金利を負担してくれるところもあるので、あまり借金というイメージはないかもしれません。できるるだけ、手数料(利息)を払いたくはないので、一括購入するようにしましょう。

④リボ払い

 利用した金額を毎月一定額にて返済していく方法です。以前解説しましたが、絶対に使ってはいけません。毎月一定額の返済にできるので、お金の管理はしやすくなりますが、金利が高すぎます。金利15%程。リボ払いの金額が増えてしまうと、利息のみを返済し続けるのみになり、元本が減らせない。一生払い続けるということになりかねません。絶対に使ってはいけません。
 今は様々な名称でリボと分からないように宣伝しています。「あんしんリボ」「あんしん定額払い(楽Pay)」もリボ払いです。定額払いという言葉には気をつけてください。

⑤レバレッジ

 株やFXなんかで出てくるのがレバレッジです。自分の資金以上の取引を可能にするシステムです。会社によって違いますが、例えばレバレッジ20倍とすると

自己資金:100万円  取引可能額:2,000万円  購入したい株:100万円/1株

となります。自己資金では1株しか買えませんが、レバレッジを使うことで20株購入できます。株価が上がった場合と下がった場合をみてみましょう。

・上がった場合:1株110万円にあがったとすると、
 レバレッジありだと上がった金額10万円×持ち株数20 = 200万円 の利益

・下がった場合:1株90円にさがったとすると、
 レバレッジありだと下がった金額10万円×持ち株数20 = 200万円 の損失

 この場合、自己資金の100万円を超える損失となったため、差額の100万円が借金となります。レバレッジとは足りない分を借りて、自己資金以上の取引をしていることと同じなので、これも借金です。

まとめ

 手を変え、品を変え、借金と認識しずらい借金があふれています。現在の資金で買えないものを、未来の資金をあてにして購入することが借金です。ローンやレバレッジなど、名前に惑わされず、借金は借金だと認識できるようになりましょう。そのうえで、使う使わないの判断をできるようになれるといいですね。ただし、使わずに済むに越したことはありません。
 利息は複利で効いてきます。自分が借金でくらうと大変なことになってしまいます。投資など自分が得する形で複利を活用できるようにしましょう。

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