老後資金に不安を感じていませんか?お金をためたいけど、出費が多くて貯まらない。なにより、税金が高いと感じることはありませんか?収入によって税率はかわりますが、だいたい20%は税金として持っていかれてしまいます。週5日働くうちの1日はお国のために無料奉仕しているようなものです!
税金は勉強し、制度を理解し、知識をつけ、自分から動かなければ、減らすことはできません。しかし、サラリーマンで節税できる方法は限られています。今回紹介する確定拠出年金(iDeCo)は節税しながら老後資金を貯めることができる方法です。メリット・デメリットについて解説していきますので、参考にしてください。
超お得なメリットと残念なデメリットについて
節税しながら資産運用できるお得な制度であるiDeCoにも、メリットだけではなく、デメリットが存在します。両方とも紹介していきますので、参考にしてください。
メリット
①積立金額すべて「所得控除」の対象
→所得税・住民税が節税できる
②運用益が「非課税」
→本来であれば運用益に課税される「20.315%」を節税できる
③受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象
→受け取り時に係る税金を節税できる
メリットはやはり節税です!掛け金の全額が所得控除の対象となるため、所得税・住民税のダブルで節税できるのは大きいのではないでしょうか。これは積立NISAにはないメリットです。
デメリット
続いて、iDeCoの残念なデメリットについて紹介します。
①60歳になるまで、引き出すことはできない
→個人で老後資金を準備できるようにすることが目的の制度のため、引き出しに制限があります。
②掛け金の変更が年1回しかできない
→積立NISAでは簡単に掛け金を変更できますが、iDeCoでは年1回しか変更できません。今月出費が多いから掛け金を減らそうと思っても対応不可です。
③金融機関によっては口座管理手数料を取られる
→証券会社によっては口座を持っているだけで手数料を取られます。証券会社選びは気を付けましょう。ちなみに楽天証券は無料です!
いかがでしょうか?メリットが大きい分、デメリットもなかなかきついものがあります。
もっと詳しく知りたい方は、iDeCo公式HPも見てみてください。(https://www.ideco-koushiki.jp/)
まとめ
お得な節税制度であるiDeCoについて紹介しました。お得なメリットは、
①積立金額すべて「所得控除」の対象
②運用益が「非課税」
③受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象
残念なデメリットは、
①60歳になるまで、引き出すことはできない
②掛け金の変更が年1回しかできない
③金融機関によっては口座管理手数料を取られる
でした。この制度を使うのか使わないのか選択する参考になれば嬉しいです。
私は、使わない選択をしました。理由としては、「経済的自立による早期リタイア(FIRE)」を目標としているためです。この目標を達成していれば、老後資金を心配する必要はありませんので、老後資金を準備する制度であるiDeCoは不要であると判断しました。
老後資金を作りたい人にとっては、とても良い制度だと思います。保険会社で個人年金保険に加入するくらいなら、節税効果も高いうえ、投資する金融商品によってはiDeCoのほうがリターンも大きくなることが期待できます。個人年金保険は昔は利率がよくいい商品だったかもしれませんが、今はぜんぜんダメですね。利率も低いうえに、節税効果も薄く残念です。
iDeCoも投資なので、もちろん元本割れのリスクがあります。年齢や家族構成などによってリスク許容度が違い、ますので、なにが正解なのかは本人しかわかりません。しっかり学んで、自分で後悔のない判断をしましょう。
積立できる商品は、積立NISAと同様に投資信託などの金融商品です。積立NISAと併用も可能ですので、余裕がある方は、両方使うことで節税効果を最大限活用できます!積立NISAについては、以下の記事でも書いていますので、よかったら読んでみてください。
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